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鬼教師ミセス・ティングル


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ティングル先生なんも悪くねえよなあこれ。

あらすじをざっくばらんに説明すると、カンニング未遂がバレて退学のピンチに陥った主人公たちが、
先生の家に押し入り、ベッドに先生を縛りつけて、不倫写真をでっちあげてカンニングをなかったことにしろと強要したり、
成績帳の自分の成績をCからA+に、ライバルの成績をAからBに書き換えたり、先生んちの居間でセックスしたり、
やりたい放題やらかすんだけど、最後先生が拘束をといて主人公たちに「ふざけんな!破滅させてやる!」
と襲いかかったらそこに校長が現れて「なにやってんすか!あんたクビ!」と言い渡し、
主人公は捏造した成績で学年主席となって晴れ晴れと卒業していくという話。
あまりにも理不尽です…。

多分製作者はハッピーエンドのつもりで作ってるんだろうけど、俺はティングル先生の味方だ!



リベリオン


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第三次世界大戦で人がいっぱい死んじゃって、
これ以上殺し合いを続ければ人類は絶滅する…ということで、
戦争をなくすためにどうしたらよいかを皆で真剣に話しあった結果、
戦争が起きるのは人間に感情があるからだっつー極論が飛び出し、
「感情をあらわにしたやつは火あぶりの刑」という本末転倒な法律が生まれた…
って設定のトンデモSFだが、ほんとにトンデモというか、適当すぎますよ…。

絵画や音楽に触れて感動するやつを「感情あるから危険だー!」っつってガンガン殺していくんだけど、
取り締まる側も「これで出世だ!(超笑顔)」とか「なにやっとるバカモーン!(顔真っ赤)」とか感情むきだしで、
見ていてだんだん感情って言葉の意味がわからなくなってくるけど、まあ深く考えちゃいけないんだろうなあ。

アクションは超かっこいい。主人公はガン=カタという武術の使い手なんだけど、
あまりにも強すぎて、ザコの群れはおろか、黒幕さえも苦戦することなく瞬殺していて笑った。

つーか敵はもれなく全員瞬殺なんだけど、中でも主人公のライバルポジションの黒人の死に様が最高だった。
こいつは序盤から散々強キャラぶってて、「こいつがラスボスじゃ…?」と視聴者を惑わせておいて、
いざ戦いが始まると10秒で顔の皮をはがされて死んだ。爆笑。



ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序


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漫画は全部読んだけど、アニメは映画のシンジくんがセンズリこくやつしか見たことなくて、
手のひらについたザーメンを見て「最低だ…」とか呟いてたけどほんとに最低だなお前wwwってくらいしか印象にない。

ので、アニメでエヴァを見るのはこれが2回目。
で、感想だけど、◇みたいな使徒がとにかく格好よかった。
出てきたときは、2番目の使徒が肋骨ワサワサ動いてて非常に可愛かっただけに、「地味〜…」と失望しかけたが、
動いてんの見たらあまりのかっこよさにもうエヴァとかどうでもいいからこいつをずっと写せよ!と思った。



スター・ウォーズ / クローン・ウォーズ


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アナキンとその弟子の「え、こいつヒロイン…!?」て感じの女の子が、
誘拐されたジャバの息子を助けにいくという話。


ジャバの息子。意外とかわいい。



ヒロインと思しきアナキンの弟子。かわいくなさすぎて死ぬ。

てか面白かったのが、アナキンたちがダンボールに身を隠して敵陣に侵入するシーンなんだけど、
ドロイドが見てる前で思い切り不自然にダンボールの獅子舞のような物体がスタスタ歩いてる感じで、
これでバレないと思うアナキンもすごいし、気づかないドロイドもすごいと感心しました。
MGS(メタルギアスカイウォーカー)



ヘルボーイ ゴールデン・アーミー


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今回の敵はエルフの王子…なんですが完全にビジュアルがクラウザーさんで笑いました。

このメタルモンスターが、調子こいた人類をSATUGAIするために
ゴールデンアーミーという古代兵器を蘇らせようとするのを止める話です。

主人公のヘルボーイがやっぱり可愛いなあ。
前作ではイカつい外見とは裏腹に内面が完全に思春期の中学生で、
「彼女ほしい」と終始悩み、好きな女の子のデートをストーキングしたりとか、
見た目と言動のギャップがとても微笑ましかったんだけど、その微笑ましさは今回も健在。

ようやくできた彼女とねんがんの同棲生活を送っているのだが、
やれ部屋が汚いだの、動物飼うなだの、私をもっと尊重しろだのガミガミいわれて
「かわいいけど、うるせー!」とかニヤけながらぼやいてて面白かった。



X-ファイル:真実を求めて(


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以前紹介したX-FILEの映画版2作目。

モルダーが透視能力者の力を借りて殺人事件を解決するという話なのだが、
劇場版ということを考えるとあまりにもスケールが小さいというか、ドラマよりショボいってどうよって感じ。

つうか、どうせ超能力者を出すなら、ドラマ版でおなじみのパターンだけど、
モルダーVS超能力殺人鬼みたいな話にしてほしかったなあ。
『スクイーズ』とか『プッシャー』とかあったじゃないですか。
X-FILEは宇宙人絡みの事件が一応本筋だったけど、
俺はミュータント犯罪者大暴れみたいなエピソードの方が好きだった。

X-FILEに出てくる超能力者で1番好きなのが、
シーズン1の『炎』ってエピソードに登場する発火能力者なんですけど。
名前はたしかセシルライブリーだっけな。うろ覚え。

このひとの何が素晴らしいかというと、発火能力自体は確かにすごいのだが、いかんせん火力が微妙で、
それのみだと単なる人間ライターでしかないので、人体のような発火しにくいものを燃やすためには、
下準備として予めターゲットの着衣にロケット燃料を塗っておく必要があるという。しょぼい!最高!



ダイアリー・オブ・ザ・デッド


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ストーリーを簡単に説明すると、ゾンビが大量発生してる中、
主人公が「この大事件を俺は記録しなければならない!」と謎の使命感に駆られ、
仲間が死んだりゾンビ化するのもどこ吹く風でえんえんカメラを回し続けるという。
まぁざっくばらんにいえばゾンビ版クローバーフィールド。

この形式(モキュメントという)最近流行ってるけど、
俺は実はあまり好きじゃないです。なんか主人公に感情移入できないんですよねー。
だって仲間が食われてるのに、助けるよりもカメラ優先するやつとか、
どう考えても好きになれないじゃないですか。

REC2とか、同じモキュメント作品で、特殊部隊の隊員が主人公なんだけど、
備品のヘルメットについてるカメラの目線って事でこの問題を解決していた。
まぁ肝心のストーリーが糞だったけど。



姑獲鳥の夏


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登場人物の中では関口が一番原作っぽかったなあ。
いつもどんよりと死にたそうな顔をしていて、何を喋るにも発音が不明瞭で聞き取りづらい。
一発ビンタしたくなる感じ。

でも原作初期の関口って結構ぺらぺらと饒舌だったし、趣味も露悪的で野次馬根性が旺盛な俗物だったと思うので、
キャラ造形的には原作後期のいろいろひどい目にあって鬱が悪化した関口っぽかった。

中善寺・榎木津もなかなかよかった。
榎木津のキャストが阿部寛と聞いた時はおいおいwと思ったが、
いざ見てみると阿部寛のなんともいえない胡散臭さというか、どんな役を演じていても一様に感じる
「おまえ絶対堅気じゃねーだろ」って空気が榎木津のキャラクターとうまいことマッチしていた。

これはよろしくないなあと思ったのが木場。
雨上がり決死隊の宮迫が演じてるんだけど、全然強そうに見えなくて微妙だった。
原作の木場って、常人離れした馬力で事件を追いかける暴走刑事みたいなキャラなんですけど、
宮迫だと「常人離れした馬力で」って部分が感じられないので、単なる粗暴なチンピラにしか見えなかった。



魍魎の匣


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微妙!

美馬坂という医者が出てくるんですが、
法律に触れるわけではないんだけど、たとえば自分の孫を生かすために、手足から内臓まで全部切り除いちゃったり、
切り除いた部分を「切断した部位はもはや人間ではない」とか言い切って粗末に扱ったり、一事が万事その調子で、
別にやってる事や言ってることが間違ってるわけではないし、悪人というわけでもないんだけど、
まともな倫理観とか一般社会の常識に照らし合わせて考えると、見ていて発狂しそうになる…というキャラで、

彼と接した登場人物たちが
徐々に正気と狂気の境目が取り払われて、
落ち着かない状態になってくる…というのが原作の肝だったと思うのですが、
なんか映画はそのへんの説明が弱いというか、これだと美馬坂がただの悪い人になってしまっているというか。
とにかく残念な出来でした。



13日の金曜日(リメイク)


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近頃13金、ハロウィン、エルム街と主要な殺人鬼ホラーがことごとくリメイクされてるけど、
その中ではダントツで好感が持てる映画でした。

ていうか昔のジェイソンって、どう見てもゆっくり歩いてるのに、
全力疾走で逃げてる人間に余裕で追いついたりとか、おまえ絶対ワープしてるだろ汚い!
という感じでちょっとアレだったんだけど、今回のジェイソンはちゃんとダッシュで追いかけてくるので
追いつかれるのに説得力があっていいですね。

あとジェイソンというと工夫がないというか、パワー馬鹿というか、
主人公たちが篭城してる所に壁とかバリーンと突き破って入ってくるイメージがあるじゃないですか。
というか実際、旧作のジェイソンは壁とかドアとかいちいち突き破るんですよ。

ああいうのを見て、どうもデリカシーに欠けるなキミは…とイマイチ好感を持てずにいたのですが、
今回のジェイソンはかなり知能犯でよかった。なんかトラバサミや鳴子といったトラップを仕掛けたり、
ターゲットを半殺しで済ませて悲鳴で仲間をおびきよせたり、
おまえほんとにジェイソンか!?っていう。見違えたよマジで。

あと製作がマイケルベイで、このひとは有色人種の扱いのひどさに定評があるんだけど(俺の中で)、
今回もアジア人と黒人がひどいお騒がせキャラで面白かった。

てか黒人が「今度音楽のレーベルを立ち上げるんだ」とか言い出すシーンがあるんですけど、
女の子が「ラップ?」と尋ねたら「なんだよ!黒人といえばラップなのかい?俺ら黒人はロックはやっちゃいけないのかい」
とかキレはじめて、それで女の子が謝るんですよ。で改めて「何の音楽をやってるの?」って尋ねるんですけど、
そしたら満面の笑みで「ラップだよ」と。黒人を馬鹿にしすぎだろこの脚本wと爆笑しました。



ゴーストシップ


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金曜洋画でやってて見たんだけど、ダメだな!全然こわくない。

脚本がそもそもまずいっていうのがあるけど
(てゆーか幽霊映画を見てたはずなのに、なぜか終盤サタンの部下と名乗る悪魔が出てきてなんじゃこりゃーっていう)
やっぱりこの怖くなさはCGに起因してるよなあ。

CGでなんでも表現できるのをいいことに、薄ぼんやり光るちょっと透けた人間が画面のど真ん中で
「ふっふっふ」とかやりよるんですけど、怖いと思ってんのかなあ。
ホーンテッドも似たよーなことやってたけど、あれも全然怖くなかった。

やっぱ幽霊はなるべく姿を見せないで、物音とか、サッと背後を横切ったりとか、鏡にちらっと写るとか、
そういう遠まわしな手法でじわじわ恐怖感を煽って、最後にぐわっときてほしい。
しょっぱなから姿丸出しじゃ怖くもなんともねーよ。



イングロリアス・バスターズ


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宣伝で「面白さタランかったら全額返金しバスターズ」などという、
ほとんど言語道断なキャッチコピーをしきりに連呼していたので、
ああまた馬鹿映画かな…とそれなりな期待で見に行ったんだけど、比較的まじめな作品でした。

第二次世界大戦中、ナチスを狩る謎の部隊がフランスを暗躍。
人を彼らはバスターズと呼んだ…。みたいな話。

まぁ一見すると単なるバカ映画なんだけど、ちょっと深読みすると、
ナチスはナチスでユダヤ人を笑いながら大量虐殺していて狩られても自業自得というか因果応報なのだが、
狩る側のバスターズはバスターズで普通に殺せばいいものをわざわざバットで殴り殺したり頭の皮を剥いだり額に卍を刻んだり、
明らかに殺しを楽しんでいて、どっちもどっちだなあという。

戦時下のような極限状態で、人種や国柄など抜きにして誰にでも発現しうる、
ある種の異常性というか残虐性というか、そういうもんがよく表現されていて面白いなあと思った。

が帰宅後、タランティーノ好きの友人に上述の感想を話したら、
「タランティーノはそこまで考えて作ってないよたぶん」とかいわれて、
仮にもファンを名乗る人間からこんだけ過小評価されてるタランティーノってどうなのwと笑った。



HEROESシーズン3


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各キャラがどんなだったかだけ軽く書いときます。ネタバレ超有り。

・ピーター・ペトレリ
超能力者に触れることによってその能力をコピーし、
一度コピーした能力はいつでも自在に使えるみたいなチートな能力の持ち主だったんだけど、
さすがに強すぎるってことで、一度につき一つしか能力はストックできず新しい能力をコピーすると
直前の能力は上書きで消されるって風に修正がかかった。
そのためか、あんま活躍してたシーンが印象にない。

・サイラー
延々と自分探しの旅。
行く先々でいろんな人に「きみはこういうやつだよ」と言われて、その都度それを真に受け、
2,3日は心の平衡を取り戻すんだけど、違う人の意見を聞いたりしているうちに、また不安定になってきて
「やっぱり俺はそんなんじゃない!」とかいってアドバイスくれた人を全員ぶち殺すというような事を繰り返していた。
不安定すぎるだろ…w

・ネイサン・ペトレリ
上院議員。なにがしたいのかよくわからない。
自分も超能力者のくせに、「超能力者は危険だから隔離しよう!」とか大統領に進言して、
結果たくさん超能力者が死ぬんだけど、後に自分も超能力者ということがバレて追われるハメになった瞬間、
意見をひるがえして「やっぱり超能力者狩りとかよくないよ」とか言い出す。最低。

・アーサー・ペトレリ
ペトレリ家の親父。すべての悪の黒幕。
こいつを倒せば即エンドロールという空気をむんむん滾らせていたが、割とあっさり死んだし、死後も物語は余裕で続いた。
っていうかペトレリの血筋はろくでもないやつばっかりだ。ネイサンは上述の通りだし、
ピーターはピーターでシーズン1では核爆発起こしかけるし、2では敵に騙されて人類滅ぼそうとしてたし…。
こいつら一族が根絶やしになれば地球は平和になると思います。

・チアリーダー
不死身に拍車がかかって痛みも感じなくなった。
相変わらずいろんなところに出しゃばって話をウザく引っ掻き回す。

・モヒンダー
超能力者から超能力を消す研究をしてたら、偶然、普通の人間に超能力を与える薬が完成。
自分に注射する。その後しばらくは身体能力が向上したり、人間的にも明るくなったりと、いいことづくめだったが、
だんだん体に異変が表れ、気づくと虫と人間のハーフのような生物になっていた…ってまんまザ・フライじゃねーか!

・ヒロナカムラ
時間停止・タイムスリップ・瞬間移動となんでもできるチートなやつだったが
アーサーに力を奪われて、なんもできないデブになる。

なんか飽きてきたので終わり。


フレディについて

ハロウィン・13金に引き続き、エルム街の悪夢もリメイクされることに。
で、新フレディの画像が公開されていたのだが。



なんかマイケルやジェイソンはマスクつけてるから、
中の人が誰に代わってもさして違和感がない……いや、
マイケルはあるけど(旧作では細身でスタイリッシュな殺人鬼だったのに、
リメイク版ではなぜか中の人にタイラーメインっていう身長2M超のプロレスラーが抜擢された。
わかりやすくいうとX-MENでセイバートゥースを演じていた人である。なぜあんな野獣がマイケル役に…?)、
まぁ首から上に限定していえばなかった。

が、フレディはロバードイングランドのイメージが強すぎて、役者が変わるとなんかすごい
「え、誰?」感がある。フレディというより、フレディのコスプレしてる人に見えちゃうというか。


ロバートイングランド

まぁ2作3作と重ねてくうちに、多分見る側も新しい顔に慣れるんだろうけど。

ていうかキャラ的な変更点として、ジェイソンは動きが機敏になって悪知恵を働かせるようになったし、
逆にマイケルは旧作の暗殺者的なキャラから一転、パワー馬鹿になったけど、フレディも旧作と違うポイントがあるのかな。



Z級

俺は便宜上ホラーを「A級」「B級」「Z級」の3種類に分類している。

A級はホラー映画としてだけではなく、普通の映画として見ても一流な作品。
ホラーが趣味じゃない人が見ても、何かしら得るものがある、楽しめる映画です。

B級はホラー映画として一流なもの。
ホラーの様式美に則り、観客の期待に全力で応えるよう作られたエンターテイメント作品ではあるが、
普通の映画ファンが見ると「メッセージ性が乏しい」って感じの映画です。

で、Z級はホラー映画としても2流、3流の本当にどうしようもないもの。
手抜きを笑ってくれといわんばかりの投げやりな姿勢の作品や、ストーリーがさっぱりわからない作品、
完全に既製品の二番煎じのパクり映画、なんかを指す。

Aは別に自分でサーチしなくても、世間的にそこそこ話題になるから、
それを借りればよいのですが、BとZは前情報じゃ判別がつきにくい。
事前の情報やジャケットで「こりゃないわ!」と思っていてもそこそこ佳作な映画もあれば、
いかにも面白い映画然とした売り出し方をしておいていざ見るとハナクソってものもあるので、
こればかりは実際に見て仕分けしていくしかない。

だから、見たことがないホラーはなるべく見るようにしているのだが、そうするとかなり大量の地雷を踏む事になる。
というわけで今日は最近掴まされたZ級ホラーを紹介しようと思います。
先に断っておくが、マジくそだぜ(ヘドが出そうな顔で)

コモドVSキングコブラ


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どこぞの島で遺伝子操作実験を行った結果、巨大コモドオオトカゲと巨大キングコブラが爆誕。
彼らは檻をぶち破り人間を捕食し始めた…という心底どうでもいいストーリー。

この映画のなにがクソかって、作中のモンスターは全部CGで作られてるんだけど、
低予算すぎて、人間を襲うシーンが全て丸呑みで処理されてるところ。
おそらく、じわじわ噛み殺されたり、戦って双方傷つくみたいな、
細かい描写をすると金がかかるって事なんでしょうね。
片っ端からパクパク丸呑みにして口の中から「ギャアアアアア!」って悲鳴が聞こえるだけの
やっすいエフェクトで登場人物が次々に殺されていきます。最悪だろ?

あと面白かったのが、無限ハンドガン。
どういう事かと説明すると、登場人物は全員ハンドガンで戦うのですが、
(おそらく小道具の金がなくてそれしか用意できなかったと推察される)このハンドガンがすごくて、
何発撃っても弾が尽きないんですよ。1回の戦闘で100発くらい撃つ。適当すぎるだろ。
しかも被弾したコモド&キングコブラの皮膚には何の変化もなくて(というか被弾したエフェクトすらない)、
たじろいでる動きをするだけ。どんだけ金がねーんだよ。
貧しさに負けた…というわけでクソ映画です。


メガ・シャークVSジャイアント・オクトパス


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いや、俺だってわかってたよ。見る前からわかってた。クソだってことは。
でもあそこまで酷いとは…。

ざっくばらんにあらすじを説明すると、
主人公が北極で事故を起こしたせいで、氷の中に閉じ込められていた
超巨大鮫と超巨大ダコが大海原に解き放たれてしまう→主人公「私がやつらを倒して世界を救う!」
という、自分が原因で起きた事件を自分で解決して「すごいでしょ!えらいでしょ!」って、
お前らアメリカ人はいつもそうだよなあっつう。まぁストーリーとかどうでもいいんだ。

なにが凄いのかという話ですが、こればっかりは、実際の映像を見てもらわないと凄さが伝わらないと思うんで、
言葉の無力さを噛み締めつつ動画を貼らせていただきます。


百聞は一見にしかずということで、動画の最後らへんまで我慢してみてください。クソ映画を超えたクソ映画にしか成しえない衝撃の展開があなたを待ち受ける…。ってまあ煽りすぎなんですけど、ほんとクソ映画だよこれ。


※動画が消えちゃってたので文章で説明すると、
巨大鮫が水中からジャンプして、はるか上空の旅客機に噛み付いて海に引きずり込むというシーンを
見せたかったのですが、まぁ実物見ないと面白くもなんともないな。


JIGSAW ゲーム・オブ・デス


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ていうかこの記事で紹介した映画の販売元、全部アルバトロスじゃねーか。
知ってる人は知ってると思いますが、このアルバトロスという会社は、クソ映画の総合商社といいますか。
トロマ・アルバトロスと併せて、クソ映画界の東西横綱と思っていただければ問題ない。
とにかくクソ映画ばかり配給してる会社なんですね。

だからもうアルバトロスって表記がある時点で100%地雷だから手に取るなって事なんですが、
「もしかしたら…」っていう淡い期待を込めてなんとなく見てしまうという。
いや、今まで「もしかした」事なんて一度もないんだけど。

で、この映画だが、見ての通り、SAWのパクりです。
SAW自体、3作目以降は「もういいよ…」って感じなのに、亜流品とか見せられてもなあ…
っていうかじゃあ見るなよっていう。いや逆に本家SAWシリーズがマンネリながらも
どんだけ出来がいいかっていうのが相対的にわかるって意味では、
価値のある作品なのかもしれない。まあクソです。

HACK!-ハック!- 切り刻む


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映画撮影が趣味の殺人鬼の話。

島に来た若者を色んなホラー映画のパロディで殺していき、
それを撮影して「俺は芸術家だー!」みたいなことを言ってるっていう。
こういうネタ増えたよなあ。ヒルズ・ラン・レッドって映画もそうでした。出来は向こうの方が全然いい。

映画のラストシーンで主人公が殺人鬼に対して
「お前は映画を愛してるとか言ってるけど、名作をパロって切り張りして作家を気取ってるだけの無能だ!
名作を切り刻んで台無しにしてるクズ野郎だ!」みたいなことを言うシーンがあるのですが、
見てる俺がこの作品に対して思っていた事と全く同じで、壮絶な自虐だなあと思いました。
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