13日の金曜日 薦めても「めんどい」とか言っておそらく見ないであろうみなさんのために、 なんとなく見た気分になれる感想を書いていこうと思います。 1作目 ジェイソンでなく、ジェイソンの母親が殺人鬼。 13日の金曜日の基本設定をここで説明しておくと、 ・舞台はクリスタル湖のキャンプ場。 ・キャンプに訪れたジェイソン(当時11歳)が湖で溺死。死亡日は13日の金曜日。 ・キャンプを引率していた若者はセックスに夢中でジェイソンが溺れてるのに気づかなかった。 という感じなのですが、本作は、息子が溺死したショックでちょっと頭のおかしくなってしまった母親が、 クリスタル湖に遊びにくる若者は全部ジェイソンのかたきだ!とかトチ狂ったことを言い出して、 「うらみはらさでおくべきか」とジェイソンが溺死した件とまるで関係のない若者たちを無差別に血祭りにあげていくという… 冷静に考えると単なる八つ当たりなんだけど、後続作でジェイソン本人の行う殺人があまりにも無節操なせいか、 妙にスジが通って見えるので不思議! あと、殺して回るのはあくまで母親ですが、一応ジェイソンも出て来る。 物語終盤、ジェイソン母の首をはねて九死に一生を得た主人公が、 殺人現場で夜を明かすのはいやだな…ってことで、ボートで湖上に避難するのですが、 そこで水中から腐乱死体がガバッと襲いかかってきて「キャー!」と悲鳴をあげたところで暗転。 場面は変わり、警察病院のベッドで目覚める主人公。事情聴取の最中、沈鬱な面持ちで、 「ジェイソンは湖の底でまだ…」とかモヤモヤしたことを呟いてEND。 2作目 冒頭、前作の主人公が自宅で何者かに惨殺される。 犯人はもちろん、我らがジェイソン。 母の敵は討ちました!と言うワケで湖に戻り、ママの生首と共に貧しくも幸せな生活を送るジェイソン。 しかし、静寂は喧騒に打ち破られた。 性懲りもなく無軌道な若者たちがキャンプ場に訪れ、森で、湖畔で、コテージで、乳繰り合いの限りを尽くし始めたのだ。 「カモォ〜〜ン」「オゥ、イエス!オゥ、イエーース!」 その時、ジェイソン(童貞)の中で何かが爆ぜた…! なお、この頃はまだホッケーマスクではなく紙袋をかぶってて、キャラ定まってねえなコイツ…って感じでうける>ジェイソン 3作目 この作品からホッケーマスクをかぶり始める。 ストーリーは2と同じなので割愛。 3Dメガネで見る映画(当時流行ったらしい)ということで、 やたら画面手前に向かってジェイソンが何かを投げたり撃ったりする攻撃を多用する。 4作目 4〜6は主人公がトミーという少年に統一されてるんで、トミー三部作と呼ばれる。 小学生相手に頭脳戦で完敗し、脳天をカチ割られるジェイソンの姿はホラー史上に燦然と輝くブザマぶり。 元来、本作はシリーズを終わらせる目的で作られたものらしく、タイトルにも「完結編」とある。 というわけでジェイソンは一旦ホントに死亡。 5作目 ジェイソン復活、と思いきや模倣犯の仕業という最低のオチ。 ちなみに、トミーは前作のトラウマで、なんでもジェイソンに見える病気に悩まされている。 6作目 5から数年経ってるのに、依然としてトラウマの払拭出来ないトミー。 ジェイソンの影に怯える日々に終止符を!と雷雨の中、ジェイソンの墓を掘り起こして死体を確認するというと愚挙に及ぶ。 降りしきる豪雨に全身を打たれながら黙々と棺をこじ開けるトミー。そこにはミイラ化したジェイソンの死体が…! とまぁここまで書いといてなんだけど、大仰な文体で説明するのがだるくなってきたのでテキトーに話すと、 死亡チェックとか言って死体に鉄棒を突き刺すんですよ。そしたらその鉄棒に雷が落ちるんですよ。 避雷針の原理ですね。でバチバチバチー!と。ジェイソンの全身に電流が駆け巡って。 ムクリと。蘇生。以上。 7作目 湖にやってきた若者たちをSATUGAIしようとするジェイソンだったが、 その中のひとりは超能力少女だった…! というわけで今回は念動力で何でも自在に動かせる女の子が、 ジェイソンをメタメタのギッタギタにぶち殺す話です。 ちなみにこの作品がホラーファンの間で「ジェイソンVSキャリー(笑)」と揶揄されたお陰で、 後のジェイソンVSフレディの発想が生まれたらしい。逆境をバネにし、さらにドツボに嵌ったわけです。 8作目 「ジェイソンNYへ行く」というタイトルだが、とんだタイトル詐欺です。 100分の映画なんだけど、うち80分がNY行きの船の中で終わるという…。 後半、生き延びた数人が船上から手漕ぎボートで逃げ出し、 それを泳いで追うという形でNYに上陸する今回のジェイソンだが、 都会初体験で内心アガってるのかなんなのか、NY市民とは目も合わそうとしないで、 船から逃げ出した面々だけを執拗に追うのだった。田舎者だからって卑屈になる事はないのに…。 俺がこの映画で唯一評価してるシーンが、パンチで首が吹っ飛ぶシーンなんですけど。 説明しますと、登場人物の黒人ボクサーがジェイソンに廃ビルの屋上へ追い込まれ、 開き直ってジェイソンにボクシング勝負を挑むんですね。 で、ジェイソンもジェイソンで、さっさと殺せばいいものを、なぜか無抵抗で一方的に殴られてあげるんですよ。 「おまえがそれで気がすむんなら殴れよ!」みたいな?変な所で優しい…。 勿論、殴っても殴っても、ヨロヨロ後退するだけで、ジェイソンにダメージはない。 そうこうしてるうちに殴り疲れてきて「もういい」と諦めちゃう黒人ボクサー。 で、こっからが見所だ!ジェイソンのターン→ジャブ程度のモーションのパンチ炸裂 →首が宙を舞う→焼却炉に落下。ワーー!!(終) 9作目 この作品は。えーと。ジェイソンは寄生生物だった!て解釈でいいのかな。 もう、何だか、頭が混乱してしまって。。。。 がんばって説明すると、冒頭でジェイソンが警官隊の集中射撃を受けてバラバラにされるんです。 なんかロケットランチャーとか使っちゃってな。チュドーンと。 殺人鬼モノのホラーでこんな事したらアカンわー。大人げないわーてくらいの勢いで。 その後、ジェイソンの死体は検死解剖のため警察に運ばれるんですが。 ココで明かされる衝撃の真実。ジェイソンの正体は寄生生物だった…! 肉片からにゅるっと虫みたいのが出てきて検死官の体内に侵入するんですね。 で体の自由を乗っ取って、見張りをぶっ殺し、逃走。 えーと・・? 10作目 シリーズ最高傑作。ジェイソンが宇宙へ行く。 |
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